ノイズの話

世間一般的にノイズは嫌われる存在です

ジーとかビーとかサーとか

歪みには必ずと言っていいほどノイズが付きもので
どのエフェクターメーカーさんも低ノイズ化に力を入れているこのご時世

そんな中、ある老舗エフェクターメーカーの社長が面白いことを雑誌のインタビューで
言っていました。


「僕らが持っている音への哲学は日本のメーカーとは違うんだ。
    日本のメーカーの多くは低ノイズに心血を注いでいるよね。
 でもそれによって、エフェクトとしての肝心な高周波帯をも取り去ってしまい
 フィーリングが失われてしまってるんだ。
 反面、僕らはそのバランスを失わない物を目指している。
 ミュージシャンが弾いてグッとくるエフェクトを大切にしてるんだ。
 演奏をしていれば気付かない程度のノイズの中には、ミュージシャンが感じ取る
 何かを含んだ高周波帯がある。
 それがプレイを良いものにさせてくれるんだ。」


ビッグマフで有名なエレクトロハーモニクスの社長、マイク・マシューズ氏の
ギタマガでのインタビューにてのお言葉。


ここで私はJohn Mayerのこの動画に注目しました。

John Mayer- Jones Beach Back Stage Tour

この映像でwho did you think i wasのソロを弾いてますが
めっちゃノイズ出てるけど弾いてるときは気にならない。
しかもこれにバンドの音も重なる訳だからなおさらノイズなんて聞こえない

考えようによってはこのノイズの除去したらこのサウンドは出ないのではなかろうか
ノイズがあるから得られるサウンド。

なんでも考え方ひとつなんでしょうがけっこう深い話ではないでしょうか。

わたしは歪みませるならノイズが少しはあったほうが生々しくて好きですね。

マイク・マシューズ氏


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